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我孫子武丸   「警視庁特捜班ドットジェイピー」(光文社文庫)

 こういう小説は何小説というのだろう。はみ出し者活躍小説とでもいうのか。とにかくよくあるパターン小説。会社で、組織からはみでて、使いものにならない人たちがいる。それを、厄介払いのごとく、どうでもいい組織をつくり彼らをあつめて必要のない仕事をやらせる。ところが、くすぶっていた彼らが想像もつかいない破天荒な活躍をして会社を変革するというお話。この小説は会社ではなく、警視庁版。

 ノリはいい。何しろ、はみだしてはいる、美女、イケメンを5名あつめて、警察の暗いイメージを変えようとする作戦。ちょっと一時期流行ったDJポリスを想像してしまう。

 彼らに突拍子もない衣装をきせ、バンドを組ませ、CDまでだそうとする。そして、瞬間ではあるが、この試み大成功し、爆発的人気を得る。

 ここで、彼らを貶める事件がおきる。それを彼らが捜査し名誉を回復するのが物語の軸である。
 最初の人気の爆発が劇的ですごいため、捜査がやけに地味に感じる。ギャグをたくさん挿入して何とか娯楽性を我孫子は保とうと頑張るがいかにも苦しい。

 こんな物語にせず、変わり者バンドが最後まで徹底して変わり者として暴れまくる物語にしたほうがよかった。

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| 古本読書日記 | 06:25 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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