FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

舞城王太郎    「阿修羅ガール」(新潮文庫)

 小学六年生で主人公のアイコ、好きでもない佐野に強引に渋谷のホテルに連れ込まれ関係を持つ。その自分に嫌気がさして、佐野をホテルに置いて家に帰る。すると次の日、その佐野がホテルから失踪し、行方不明になることがわかる。佐野はどこへ?ここにアイコが好きな陽司が加わって、佐野さがしが始まる。今回のお話は推理小説かと思ったらとんでもない。

 前半は静かな立ち上がりで舞城はいつもと違いノリが悪いなあと思って読む。心配はいらない。後半の第2章「三門」から段々調子がでて、その「三門」の後半、完全に舞城は、ピューンと普通世間をとびだし、狂いに狂った世界を跳ねまわる。もう下記のような文章だらけになると、私は今読書をしているのだろうか全くわからなくなる。

 「ウンコパーン。デレッデ。
  ウンコパンウンコパンウンコパンウンコパン・ザ・サー。ウンコパンウンコパンウンコパンウンコパン・ザ・サー。デレテッテ~デレレ、デレテッテ~デレレ・デーンデーンデー。
にょわ~んにょわ~、ねれねれねれねんね~ん。」

 この作品三島由紀夫賞を獲得している。福田和也や筒井康隆は絶賛しているが、宮本輝は下品で支離滅裂。評価以前の作品として徹底的に酷評している。
 私もどことなく宮本にシンパシーを感じる。

 舞城、あまり物語の構成など考えず、ペンが勝手に走るまま書いているか、昨日見た夢を再現しているのではと思ってしまう。上記紹介した文章、舞城はどんな表情、格好をして書いているのだろう。怖い物みたさで見てみたい気がする。
 
ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 古本読書日記 | 21:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT