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佐藤雅彦   「毎月新聞」(中公文庫)

 私が子供のころ、信州田舎では、テレビはNHKとNHK教育、及びTBS系列のテレビ局しか見ることができなかった。プロレスや巨人の野球は日本テレビが中継。だから、殆どみることができなかった。いつのころからかUHFという電波発信形態ができ、東京の殆どのテレビが見られるようになり、その後衛星放送が始まり、たくさんのテレビ番組がみられるようになった。ところが、面白いことに、チャンネルが増えれば増えるほど、テレビを見なくなった。

 番組の劣化、他に娯楽がたくさんできたなど理由は多々あるが、チャンネルが増えすぎたこともテレビ離れに拍車をかけているように思う。過ぎたるは及ばざるがごとし、今はケーブルテレビができチャンネルは60-70に及ぶ。テレビは老人のリモコンをパカパカやるボケ防止のためのおもちゃになっている。

 出版界の市場がピーク2兆4千億円から去年は1兆5千億円にまで減少してきていて、本が売れないことが最近は大騒ぎになっている。これもコンビニだとか図書館、古本を扱う巨大書店の出現などがその原因とされている。

 しかし、出版とは参入障壁が極端に低いのか、出版社というのはものすごい数がある。だから膨大な量の本が毎月出版されている。本屋も中小がなくなり、大型店ばかりになった。

 本屋にゆくと、大量に販売している本に圧迫される。世の中には全く溢れるほど本があるものだとひたすら驚く。この圧迫感がテレビと同じで、本離れを加速させているように思う。

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| 古本読書日記 | 06:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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