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今野敏    「熱波」 (角川文庫)

 一昨年10月に熊本県を旅行した。噂では聞いていたけど、中国人、韓国人が雲霞のごとく押し寄せて来ていた。阿蘇山では一人も日本人観光客に出会わなかった。中国人は何千人単位で客船でやってきていた。

 日本地図、その中心は東京で作られている。地方創生などと言っても、中央にすべてを握られているし、また、握られていることに寄りかかり生きている地方から、創生などできる創造力あふれる企画などでてくるわけはない。
 面白いのは、地図を東京からずらし、例えば沖縄を中心につくってみる。すると、鹿児島と台北は同じ距離。マニラと東京が同じ距離になる。そして、その中に上海、台湾、九州、それにフィリピンの一部まではいってくる。

 北陸地方だって、韓国や北朝鮮、中国北部、あるいは北海道はロシアと、もし物資も人もフリーに近い交流、商流、或は有利なところで物品製造ができたら、地方の在り様が違って見えてくるだろう。

 TPPというが、日本と参加国々は、海を挟んでいかにも遠すぎる。しかし、アメリカの支配下にいることから逃れるには、あまりにも、周りの中国、韓国、ロシアと日本との関係は悪いし、国民感情もどんどん悪化している。

 この作品は、沖縄を中心にして、沖縄をどうしてゆくのかの視点で物語を創っている。視点は面白いが、だんだんヤクザの抗争に力点が移り、面白さが薄れた。

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| 古本読書日記 | 09:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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