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鴨志田穣   「煮え煮えアジアパー伝」(講談社文庫)

本当にごくまれなのだが、本を次から次へと読んでいると、目が覚めるようなとんでもない話にぶつかることがある。この本に書かれている内容を記載すると、少ない私の書評アクセス者を皆無にしてしまう恐怖に襲われるが、馬鹿になったつもりで記載します。

 本の著者鴨志田さんがベトナムで少し歳のいった日本人の職人にあう。その職人の技を見学に職人の家まで連れていってもらうのだ。

 もうかなり前になるのだが、一時期日本の特に都会でブルセラショップというのが流行った。最近はとんと聞かなくなったけど、今でも健在なのだろうか。使用済みパンティーがそれを穿いていたという女の子の写真とともに売られている、そんな店だ。もちろん、当人が使っていたパンティもあるだろうが、どうも大概はどこかで作られたものを、当たり前だけど販売しているのだ。
 そしてここに登場する職人はその使用済みと称するパンティを作っている。

職人曰く
 たった一人で作っているのに、「最初の製造工場をたちあげたのが15年前で、当然日本だった。しかしコストがあわなくなったので、工場を上海に移転した。中国は当局の目が厳しいので、2年前にベトナムに製造工場を移転した。」
 製造工場移転とは職人のおじさんが単に住まいを変えることを言う。
「ここも仕入れ材料が高くなり採算が合わなくなってきているので、また工場移転を考えている。次はカンボジアかラオスだ。」

 さてお待ちかねの製造工程。
 仕入れた綿勢のパンティに綺麗にコテをあて引き延ばし、その後トンカチでひたすら叩くと使い古したパンティのように変形する。そして、パンティの股のところにレモンの汁を
一滴垂らす。次にタイではナンプラーというがベトナムではニョクナムという生臭さのある魚醬を霧吹きでレモン汁のまわりに噴き掛け完成となる。開始から完成まで2分。

 もうほとんど目が点になり、これはなんだと一旦本を脇においた。

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| 古本読書日記 | 09:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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