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舞城王太郎   「好き好き大好き超愛してる」(講談社文庫)

 何とも変てこりんな短編集。

 私もめったには無いが、夢のなかにはいりこんでしまうという時がある。もし猛毒の大蛇に追いかけられると、必死に逃げる。それで追いつめられもうだめだという瞬間に夢から覚めるというのが通常のパターン。
 しかし自分が夢の中にはいっているということを知っていると、大蛇がでてきてもそれほど焦らないし怖くも無い。真剣に全力で逃げない。だって夢だとわかっているから。

 学校の授業で眠くなる。そして寝ながら夢をみる。そんな時この大蛇がでてきて、自分も夢の中で大蛇と戦う。「おりゃあ」と大声をあげる。すると先生が「何をやっている」「廊下へでて立ってろ」と怒る。
 そうすると、「そうだ廊下に行かなくっちゃ」と廊下へでてゆく大蛇をおいかけ、更に廊下で格闘する。女生徒が通り過ぎ「狂った生徒がいる」と声をあげる。どこまでも、夢が続く。

 そうそう困るのは、夢で可愛い子にであい恋心を抱くのだが、告白やつきあう前に夢がさめてしまうこと。どうしても、あの娘にまた会いたい。そうは思っても都合よく続きの夢はみられない。
 そんなとき両親があなたの大好きな子の写真を見せてあげるという。見ると夢の子に瓜二つのようにも見えるが、違うようにも見える。しかし、可愛い。ところがその娘は、すでに死んでいるという。
 それで夢をみて、どうしても会いたいと声をあげる。そうすると夢直し人なる人がでてきて、死んだ人と夢で恋愛はできないなどと言う。

 とにかくわけがわからないくらくらする舞城ワールドだ。

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| 古本読書日記 | 08:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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