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宗田理      「ぼくらの修学旅行」(角川文庫)

 今回の物語は、お仕着せの修学旅行ではなく、夏休みを利用して本栖湖でサマースクールを装い、その最終日に参加生徒が忽然と消えるという生徒自分たちの計画した修学旅行をやっちまおうという物語。

 ところが未読だが、この「ぼくら」シリーズに黒い手帖事件というのがあったらしく、そこで。こてんぱんに生徒にやられた全国指名手配のヤクザのはしくれに、組の幹部から生徒たちを皆殺しにしろという命令がでて、話はこんがらがってくる。
 結局、ヤクザのはしくれであるチンピラ4人が、生徒を殺すと同時に、彼らも組の人間に消されることを事前に知り、生徒たちに寝がえり、一緒に暴力団組長やら幹部と、それも石ころを投げつけやっつけるところが読みどころ。

 この本の前に超有名になった「七日間戦争」を読んでいた、その作品と少し色合いが違うなと思った。

 生徒の先生に対するイタズラは、基本には生徒、先生間の信頼があって、楽しさ面白さは発揮される。そして、それが学校生活での良き思い出にもなるし、一人一人の先生も暖かく思い出される。

 なにかこの作品のっけから先生が敵のように生徒から対峙している。言葉使いも「先生」でなく「先コウ」になっている。まあ、今の世を考えれば実態を表しているとは思うが、このシリーズだけは、先生と生徒が信頼でつながっていることを貫いて欲しい。

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| 古本読書日記 | 06:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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