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舞城王太郎   「世界は密室でできている」(講談社文庫)

 これはパカパカと事件を片付けていくまるでゲーム機の世界。
とにかくたくさんの事件が起きる。涼ちゃんが自分の家の屋根から墜落してしまう。修学旅行へ東京に行った時に知り合った椿、榎がまきこまれてしまう密室事件。榎が発見する西暁町での大量密室殺人事件。

 これらすべてが密室事件なのだが、これらの事件をルンババという14歳の名探偵が15歳の主人公とともに、いとも簡単解決させる。だけど行われるのは謎解きだけで、実際に犯人が捕まったかどうかまでは語られない。謎がとけたら次へと移っていく。本当にゲームの感覚。

 この中学生(高校生になるが)は、14、15歳。現実を考えれば、中学生や高校生がいろんな事件に遭遇してほいほい解決するなどありえない。しかも、隣に住んでいるお姉さんの干してあるパンツに心うずく平凡な子たちである。しかし、こんな子たちもゲームや本かなにかでパズルを解くのは大好き。そんな田舎の典型的な中高生を描く、ちょっと飛んでいる青春小説といってもいいかもしれない。

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| 古本読書日記 | 06:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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