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年末の読書

爺やが「伊坂幸太郎は人気あるんだな」と言ったのに対し、「金田一やった人? 鑑定団に出ていた人?」と返した。
それは、石坂浩二。
耳掃除しようかな(-_-;)

最近読んだ本 その1.
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高樹のぶ子「恋愛空間」

「恋愛小説を書くためには自分を欲求不満状態にしておかなきゃいけない。
異性のちょっとし美点に心が揺れる『惚れっぽい』状態を保ち、その心の揺れをイコライザーで拡大して小説を書く。
恋愛しているわけでもないのにエロスを描くなんてすごく体力を使う。こんな体に悪い仕事はほかにない」
といった裏事情(?)とか、
「不倫の『不』という字が嫌いだ。その反対にある倫とはいったいどれほどのものなのか。ふたごころという言い方を勧めたい」
という主張とか、映画の批評とか、渡辺淳一との対談とか。

主人公二人が尊厳死(心中)する「失楽園」について語った流れで、「太宰治以来ない、作家の心中をやりたい」と言っていた渡辺氏は、普通に癌で亡くなったようですね。


最近読んだ本 その2.
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吉行淳之介「春夏秋冬 女は怖い」

しょっぱなから、最後の逢瀬に排卵誘発剤を飲んでのぞむ怖い女の話です。
この本が出てから二十数年は経つはずですが、今でも「彼女が絶対安全な日だと言った。裏切りだ!」と嘆く男性やその親の相談はネットで見かけます。
並べて書かれているのが、最後の逢瀬に毒を用意しておき無理心中した女のケースですからね。
一生背負わされる(無期懲役?)くらいなら、無理心中のほうがマシってケースもあるのではないかと。

定期的に抱えきれない(隠せない)サイズの薔薇の花束を贈ってくる女とか、べたべたのオブラートにくるまれた喘息の薬を送り付ける女とかも、病んだ感じで怖いですね。
この本もいくつか映画の批評をしていますが、髙樹さんと違ってノリがいいです。
「このテの内容なら、アダルトビデオで用は足りる。まして、反省なんかされたら興ざめですな」とか、
「ダグラス君、君はずいぶん軽率だぜ。女の家のダイニングキッチンで初めての情事だなんて。ガスコンロや蛇口の見える、家庭のにおいがプンプンするところでやるなんて」とか。

ミミズ千匹とかカルモチン自殺とかいろいろアリですが、こんな調子なのでさらっと読んでしまった。

| 日記 | 19:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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