FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

村松友視   「坊主めくり」(徳間文庫)

いいねえ、こういう小説は。とにかく、この作品に登場する画家なのか坊主なのかわからないおやじと冴えない出版社の編集者である主人公との掛け合い漫才のような会話に味があり最高。

 多分、ここに登場する坊主なのか画家は、村松の友だちである、クマさんこと篠原勝之をモデルにして書いていると思う。最近は見なくなったが、篠原は今どうしているのだろう。「笑っていいとも」のレギュラーにでて、「ゲージツ家」と名乗っていたころの篠原を思い出した。

 リンゴは実と皮の間の味が抜群でおいしいところとよく言う。坊主が言う。皮と実の間に何があるのだ。りんごには実と皮しかないのじゃないか。ということは、りんごには美味しいところなどない。

 こんな屁理屈が延々と続く。それが面白い。屁理屈でもあるが、どこか哲学めいてもいる。
とにかくへんてこりんな物語である。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 古本読書日記 | 05:50 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT