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長嶋有 「電化文学列伝」

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面白い本です。
ただ、紹介された本(映画)を読んで(観て)みたいとまではいかず、長嶋さんの目の付け所や話の持っていき方がウマいというところにとどまるのですがね。

IMG_8675.jpg

紹介されている作品の中では、「トレインスポッティング」の電気毛布と、「夜の子供」の電気掃除機が気になりました。
電気毛布の消し忘れで死体が温まってしまい、「すごい熱だ。まだ、死んでない!」と遺族がぬか喜び(?)するというシーン。
うーん……笑っていいのかしら(^▽^;)
川上弘美さんが電気掃除機を描写すると、「彼は掃除機のコードを一回ですっと巻き込む。私がすると、いやいやのようにしかコードは巻き込まれない」と、なんだか「なまめかしい」「つれない」ものになってしまうという解説。
確かに、川上さんの書く小説は、なんとなく官能的なにおいがしますな。

電気カミソリの話もツボでした。
<なぜ「剃り残し、なし!」と何十年もコマーシャルで言い続けているのかといえば、まだ剃り残すから。特に、あごの部分。
 同じように、生理用品のコマーシャルは「多い日も安心」と言い続けているから、本当はまだまだ安心じゃないんだろう?>
そんな話。
いや、たぶん、漏れないとかずれないとかだけじゃなく、薄くてアウターに響かないとか、敏感肌に優しいとか、消臭効果があるとか、「安心」にもいろんな側面があって……まぁ、いいか。
「本当にもう安心であるなら、以後はそれだけを売ればいいじゃん」って、そうもいかないんでしょう。

| 日記 | 00:03 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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