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伊集院静   「作家の遊び方」(双葉文庫)

伊集院は不思議な作家だ。
このエッセイもそうだが、年がら年中、競輪、競艇、賭けマージャン、そして海外ではカジノと、ばくちに明け暮れている。それで、殆ど負けている。事実この作品でも何億円も今までに負けていると書いている。
 それから半端じゃない酒飲み。一回飲みだすと朝まで、自分を失うまで飲む。しかも、いつも銀座。食べるところも銀座。それも鮨。

 好きな作家ではあるが、売れっ子というほどでもないし、多作というわけでもない。一体これだけ遊び、豪遊できるお金はどこから生まれてくるのだろう。それとも、伊集院くらいの作家でも、何億円も年稼ぎがあるのだろうか。
 あまりポピュラーなところでは見かけないのだが、伊集院は寡作ではなく、実はいっぱい書いていた、週刊大衆やタブロイド紙にだ。なるほど、こんなところで稼いでいたのか。

 書いている雑誌はいかがわしい写真と、暴力団抗争記事中心の雑誌。エッセイを書けば当然、雑誌が無償で版元から贈られてくる。その雑誌をみて奥さんが言う。

 「あなたも若いころはこんな雑誌を愛読してたの。」
 「僕は活字中毒者だったから、手元に読むものがないときはよく読んだなあ。」
 「この雑誌のどこに活字があるの?」

いいねえ、奥さんの的を得た突っ込み

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