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角田光代   「空の拳」(上)(文春文庫)

ボクシング小説と謳っている。だから沢木耕太郎のように奈落に堕ちてゆくか、百田のように栄光に向っていくのか、どちらにしても、汗臭いボクシング道の物語かと思って手に取ったら少し趣きが違う。
 本の感想は下巻を読み終わってからするが、どきっと胸に刺さったところを記しておく。

鉄槌ジムに属していた中神は、母がダイエットで通っていたジムに幼いころから連れられて行ってその流れで鉄槌ジムに通いだした。10年以上通い続けて、中神はプロテストに合格し、いよいよボクサーとしてのデビューを迎えた。最初は4ラウンド戦からスタートする。中神はボクシングが大好き。心より愛している。真面目で人柄も愛されているゆえ、トレーナーの有田も何とか中神を勝たせようと考える。

 実は中神の相手の越智は、アマチュアボクシング出身で強敵。しかも越智はアマチュア時代、倒した相手がその強烈パンチで亡くなっていたという経験をしている。
 越智に打たれっぱなしで、もう無理という状態で3ラウンドが終了。4ラウンドに向うそのとき、セコンドにいた有田が指示する。
 越智に一言「人殺し」と言えと。
中神は茫然として、そのままパンチを食らい倒れる。

 下巻でも中神はボクシングを続けるのだろうか。

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