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伊集院静 「宙ぶらん」

2週間ぶりの更新です。
8月は17冊。9月は13冊。10月は今日時点で6冊と、秋なのに読書量が低下中。
寒くなると、眠くなるしいろいろ億劫なんですよ。
さっきも、爺やの感想で気になった「小説論」を読もうと試み、途中で眠ってしまいました。
人生経験や想像力を求めるというより、教養(知識量)やセンスを求めている本に対しては、負けを認める(-_-;)

さて、この数日で読了したのがこの2冊。
断っておきますが、私にギャンブルの趣味はありません。パソコンでも無課金のゲームしかしない。

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まず、「宙ぶらん」。爺やの感想はこちら
先日の「悪の読書術」には、
「色川武大の作品には、人間の情や憎悪の襞といったものを感じる。伊集院静氏のように、凄みをうかがわせつつ、それを意識的に隠している、隠すことで一般読者を逃がさないというしたたかな人もいる」
てなことが書いてありました。
「宙ぶらん」のあとがきは桐野夏生さんで、「野蛮に動揺するしなやかな心を、未舗装路の土埃にまみれた外套で覆っているようなところがある」と書いています。
収録作は、ちょっと暗くてきれいな話が多いです。
一般読者を逃さないよう、抵抗されそうな野蛮な部分は加減しているってことですかね。

短編として1つ1つまとまっていますが、桐野さんが褒めている「羽」は、私としては微妙でした。
「釧路湿原で腐乱死体になった友人の葬式に行ってきた。他殺か自殺かはっきりせず、遺体はまだ検分中なのに、家族はもう葬式を行った。なぜそんなに急ぐのだろう? 遺体は本人なのか?」という出だしなんですが、
語り手が「今飲み屋でそばに座っている男は、子供のころであったある男に似ている」と回想を始め、早すぎる葬式の真相には触れないまま話が終わります。
トーンが一定というか、話はつながっているというか、別に悪くはないんだけれども、疑惑の腐乱死体なんて刺激の強いものが最初に来るから……ねぇ。
サスペンスを求めて読む作家ではないと思いますが。

どれが好きかと言えば、「魔術師・ガラ」です。今から、弱小球団の奇跡の連勝が始まるぜ!!というちょっと不思議な話。

長くなったので緑の写真を。
IMG_8665.jpg
ダイソーで買った観葉植物の成長ぶり。

| 日記 | 17:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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