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長野まゆみ   「銀木犀」(河出文庫)

銀木犀という木は、よく金木犀の隣に植えてあることが多いそうだ。
ちょうど今くらいの季節、外へでると金木犀の強い香りが鼻につく。銀木犀も優しい
香りがあるそうだが、金木犀に隠れて全くその存在が消えてしまっている。金木犀と銀木犀は相性が悪い。決して両者で交配することはない。銀木犀は、他の木と交配して生き延び繁殖する。銀木犀は目立たないけどしぶといのだ。
 
この作品を読むと、木の持つ強さ、しぶとさを感じる。人間が生まれるずっと昔から木は存在していた。多分、人間が滅亡しても木は残るだろう。人間が木を伐採し、そこに近代的な街を作っても、それでも地球上には人間の数より木のほうが圧倒的に多い。
地球が砂漠化する。木も絶滅する。しかし、また一雨、一雨が降り出すと、木は根をはり地球上に顔をだす。しかし、絶滅した人間は決して地球上には現れない。

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| 古本読書日記 | 12:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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