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天童荒太   「歓喜の仔」(上)(幻冬舎)

絶望の淵にはまりこんだ、悲しい兄妹3人がこの物語の主人公。
母親愛子は夫が家をでた後すぐ倒れ、今は植物人間に近い状態で、寝たきり。父の背負った大きな借金の返済という口実の元、高校を中退して、朝から晩まで組織に働かされる長男誠。
殆どの仕事はただ働き。更に覚醒剤を紙に入れ包む危険な仕事もさせられている。
 小学6年の正二は、母の床ずれを防ぐため、二時間おきに学校をぬけでて、寝返りを手伝ったり、下の世話をしてやる。

 幼稚園に通う香。幼稚園といっても、不法滞在をしている外国の子供を中心に通っている施設のようなところ。
 絶望の世界で必死に生活している母と3人のこどもたち。上巻では、子供たちの母と父の
来歴を描き、どうしてこんな悲惨な生活に至ったかを中心に物語は展開する。

 印象は、ちょっと子供たちの環境が特殊すぎ、素直に物語を受け入れられない。
世の中は勝ち組、負け組に分類され、負け組の家族は、いつでもこんな状態に陥ってしまうように物語は思わせるが、勝ち組にも不幸はあるし、負け組だからと言っても、ここまではならない、かなりありえない物語だ。

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