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梨木香歩   「不思議な羅針盤」(新潮文庫)

私がまだ実家にいたころは、口座自動引き落としというような支払は普及していなくて、すべての支払いには集金の人がやってきてお金を回収していた。電気もガスも電話も、他の掛売も。
 どんなに隣近所と付き合いがなくても、集金人はやってくる。それで、集金しながら、世間の世情、噂話などを振る舞われたお茶を飲みながら話してくれた。それも社交、世間付き合いの風景の一つだった。

 梨木さんの住んでいる近くには商店街があるようだ。そこでの買い物が楽しみ。それは、店の人とあいさつや世間話ができ、小さい交流ができるからだ。元気があればあったで、話をしたくて、無ければ活力をもらいに、商店街にでかける。
 しかし、頭の中でストーリーを構築中のときは、スーパーマーケットに行く。
構築中の建築物をまわりからの刺激から守らねばならないため。
 小説家とは面白い。

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| 古本読書日記 | 12:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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