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佐藤正午    「きみは誤解している」(光文社文庫)

ときどき、気晴らしにパチンコに行く。最近は景気がよいから、パチンコ店は私のような年金生活者かおばさんばかりが客ではないかと思うのだが、結構若い人や、働き盛りの40代と思える人が多い。どうなっているのか、ちゃんと仕事をしろよと叫びたくなる。
 この短編集は競輪を扱っている。
とにかく、賭け事ははまってしまうとどうにも抜けられないようだ。会社を退職させられ、女房には離婚され、何が起ころうとも、賭け事をやっているひとは自らが正しいと思いこんでいる。
 そして、絶対次は捨てた金を全部取り戻してみせるといきがっている。
たまに金が入ったら、よろこんで賭け事をやめればいいのに、またその金を賭けにつぎ込み失う。
 孤独、暗い、どん底の世界にどんどん落ちてゆく。でも、目だけはらんらんと光り、ちっとも切ないと感じない。そんな人たちが競輪場、パチンコ屋に今日も溢れる。

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| 古本読書日記 | 12:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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