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海堂尊    「ひかりの剣」(文春文庫)

剣道のことがよくわからないから、あまり小説に入り込めなかった。

「切り落とし」という戦法があるそうだ。打突きに対して打突きで対応して、相手の剣を打ち落としてしまう戦法らしい。
 この作品は、剣道を極めた剣士の2人がライバル大学の剣道部員に「剣落とし」の奥義を極めさせ、最後の医大剣道大会に決戦をさせる物語。

 少し崩れた部分もあるが、基本線は典型的スポ根ストーリー。読みやすいが、中味はあまりない。加えて、柔道、剣道など武道物語に典型なのだが、時代の変化についてくることがなく、武士言葉が多用される。「なさる」とか「ござる」とか。
 いくら剣道が古来日本伝統のスポーツとはいえ、こんな言葉を今の若い人が、試合や通常会話で使っているとは思えない。変なトラウマから解放されない限り、普遍的な現代版スポーツ物語はできない。

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| 古本読書日記 | 11:18 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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