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歌野晶午  「ガラス張りの誘拐」(角川文庫)

妻を失い、多感な少女である娘と2人暮らしとなった刑事の佐原。娘の学校の保健の先生である梨花にある誘拐事件の解決を手伝ってもらう。そんなことから娘のことの相談を梨花に頼るようになる。というのは、父親と娘の2人暮らしが全くうまくいかず娘は荒れ放題。それに従って佐原も刑事としての仕事に全くの自信がなくなってきているから。

 佐原の娘が家出をする。3日たっても消息がわからないため、梨花と相談のうえ、刑事の親としては全く情けないのだが公開捜査に踏み切る。
 すると、誘拐をしたと、犯人と思われる男から電話がくる。この犯人の要求が、驚天動地。「一億円を用意しろ。その一億円は、透明のビニール袋に入れろ。警察に知らせできるだけ多くの捜査員を集めろ。マスコミを集めて、逐一状況を公開し、取材にも応じろ。」
 完全に誘拐身代事件の当たり前をひっくり返すストーリー。とんでもないことを歌野は設定し、これをどう落とし前つけるのか。まさか狂言でしたなんて白ける結論にはしないだろうな。と楽しみに先へ読み進む。
 しかし、何とも結末は、無理やり親子愛をこじつけた、納得感の無いストーリーとなり、期待は裏切られがっくりときた。

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| 古本読書日記 | 14:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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