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中村航  「デビクロ君の恋と魔法」(小学館文庫)

中村の作品は、小さい頃気ままに喋りながら作る一人物語を読んでいる雰囲気がいっぱい。
この作品も一人物語で作った作品のようだ。一人物語は、いつも登場人物が少なく、最初は現実感が少しあるが、中味は殆どファンタジー。この作品も、リアリティのあるのは、杏奈の溶接の技術薀蓄と溶接作業を描くところだけ。これは、中村が理工系だからなのだろう。それから一人物語は筋が単純というのも特徴。
この作品も、半分くらい読めば、最後がどうなるのかがわかる。そして、物語は、何の驚きもなく、ひたすらそうなるだろうという結末に向って走る。そして、読者もそのわかっていた結末に落ち着いてほっこり安心する。
 中村の作品は結構映画化されていて、この作品もその例にたがわず映画化されている。随分安い経費で創られているのだろうと想像する。
 部屋に閉じこもり、感情を昂らせ、パソコンに文字を打ち込んでいる中村が目に浮かぶ。

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| 古本読書日記 | 15:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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