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連城三紀彦他 「『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤」

連城三紀彦「戻り川心中」「桔梗の宿」
「戻り川心中」の筋は記憶にありませんでしたが、「桔梗の宿」は覚えていました。
あとがきで指摘されていますが、謎解きの材料は棚ボタ式にもたらされるので、読者に推理させる形式とは言えません。
それでも、上位にランクインしたそうな。
美しい風景描写・心理描写が持ち味ですね。時代物だからなおよい。
昭和の初めの女郎さんが「私は(八百屋)お七なの」と言えば雰囲気がありますが、現代の女性がため息交じりに言っても「へ?」っとなりそう。
遺作の「処刑までの十章」も、けっこう練られていましたが、やっぱりセリフが芝居がかっていましたし。

江戸川乱歩「押絵と旅する男」
既読です。ビブリア古書堂でも扱われていました。
乱歩の没原稿と、小説家志望のファンによる加筆で、「押絵と旅する女」という小説が完成していたという。
女だったらどうなるんだろうか。
絵姿に恋をした夫と想い女(愛人)の入った額を持ち歩く老婆とか? いや、全く別の話かもしれない。

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高木彬光「妖婦の宿」
読者に挑戦する形式の話です。正統派ミステリーですね。
一応、「間取りは事件の鍵になるからよく覚えておくように」という親切な助言もあるので、そのあたりを二度読み返したのですが、分かりませんでした。
トリックを明かされ「ああ。コナンにもこういうやつがあったな」と思い、犯人を明かされ「一瞬その可能性も考えたけどさ」と負け惜しみ。
現代が舞台だったら、名探偵の情報をググっちゃうだろうから、難しいかもですね。
神津恭介と御手洗潔には共通点もありそうですが、神津のほうが親しみやすそうだなと。
そして、犯人に自決を許しちゃうなんて、コナン君にとって許せない点だろう。

泡坂妻夫「DL2号機事件」
犯人の動機が、なかなかユニークです。殺される前に殺せ、とも違う。
論理的といえば論理的ですが、ついていけないと思ってしまった。
シリーズ第一作とのことで、亜愛一郎はwikiにページが作られているくらいには有名らしい。
私も、名前くらいは見かけた記憶がある。どこまでが苗字なのかわからなかった。
白目をむく癖がある探偵役か。残念な感じだ。

| 日記 | 21:23 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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