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乃南アサ   「禁漁区」(新潮文庫)

この前に投稿している笹本稜平の「素行調査官」、犯人となる警視総監をめざしているエリート官僚本田は、都心に200坪にもなる家を構え、しかも別荘まで所有している。警察官僚といえども公務員、こんなお金が稼げれるわけがない。ということは色んなところから貢物があるか、警察が自らスネに傷がある人間を恐喝してはきださせた金によって可能になったのである。
 この物語は、警察官でも下っ端の安全課の女性巡査の恐喝を扱う。不良女子高生が、ホストクラブに狂う。当然ある時点からお金が払えなくなる。クラブが脅しをかけ金を回収しようとする。そこに女性巡査がはいりこむ。高校生を客にして、法外な金をむしりとろうとすることは、法律違反である。だからまず店を脅す。店を摘発して営業できなくするし、支配人は逮捕して刑務所にぶちこむと。すると店は困るから、取りたてはしない、加えて幾らかお金を包んで女性巡査に渡す。女性巡査は、女の子の家におしかけ、数百万の請求を棒引きして30万円にしてあげると言って、30万円を被害者からまきあげ懐にいれる。
 似たようなことは警察の上から下までやっている。ただ、上はそれで蓄財をするが下っ端であるこの女性巡査は、その金を自分も女子高生と同じようにホストクラブに通い散財してしまう。下っ端はちゃんと不正蓄財ができないようになっている。

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| 古本読書日記 | 14:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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