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岩井志麻子  「嫌な女を語る素敵な言葉」(祥伝社文庫)

潤子は高校を中退して、風俗に流れた。そこで知り合ったエリート社員に言い寄られ不安はあったが結婚をした。真美は太っていて不細工。彼女は、性に関する妄想が強く、それを体験記として、レディスコミックを中心に投稿していた。ソレハ、しばしば掲載された。その後、普通の主婦となった。
智代は、優秀な子供を育てあげ、一流の企業に就職させた。旦那もエリート。但し、姑との仲が最悪だった。そして、事故として処理されたが、姑を突き落とし殺害した。
 智代の主催している料理教室に、生徒として、真美と潤子は通っている。面白いのは、それぞれの暗い汚点をそれぞれ知っているが、決して口外しない。みんなエリートと結婚し今までノ幸せで明るい人生を歩んできたことだけを語り合う。
 ところが、他人の汚点は、どうしても喋りたくてしかたがない。そして、3人が居合わせた時でない、2人だけの時、ふっと「あの人はね・・」と喋ってしまう。その後この3人はどうなるか・・・。

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| 古本読書日記 | 16:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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