山田宗樹 「死者の鼓動」(幻冬舎文庫)
医大教授の主人公の娘が、心臓移植をしないと助からない病気になる。娘の一番の友だちがたまたまアパートの階段で、気持ちが悪くなり、意識が遠のき、階段から転げ落ちる。
それで脳挫傷を受け、脳死状態寸前のまま、教授の勤める医大病院にかつぎこまれる。
目の前に血液型も同じで、移植条件がもっともいい女の子がいる。この女の子の心臓が移植できれば娘は助かる。
しかし、そのためには女の子が脳死であるという判定がなされねばならない。もうひとつは、移植にはその公平性を確保するために、仲介人が存在する。その仲介人が娘を選択せねばいけない。
この2つをクリアするために、色んな暗躍が行われ、偶然も重なり女の子の心臓を娘に移植することになる。
移植は臓器を受ける側も提供する側も互いに知らないことが前提となる。そうしないと、移植を受けた側が、提供者から補償金を要求するようなことが過去起きることがあるからだ。しかし、この場合は殆どの関係者がだれかだれへ移植されたか知っている。で、娘には女の子は、家庭の事情で九州の田舎に引っ越したという嘘を言う。
しかし、治癒した娘は、まさかと思って行った友達の家に女の子のお母さんがいて、女の子が亡くなっていたことを知る。この嘘がその後とんでもないことを引き起こす。
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| 古本読書日記 | 15:52 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑