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薬丸岳   「刑事のまなざし」(講談社文庫)

薬丸岳   「刑事のまなざし」(講談社文庫)
少年A, 酒鬼薔薇聖人の手記本が話題になっている。
しかし人間は十人十色とはよく言ったものだ。他人の想い、考えなどわかっているつもりにはなっているが、実は何もわかっていない。何の罪もない子供を殺す。でも少年法により刑罰は受けることなく、少年院をでれば一般人として暮らす。
 通常は、事件を起こした土地を遠く離れ、目立たず、静かに暮らそうとするように思う。それが、手記を書き更に本にして出版するということだから驚愕である。全く理解できない。
 この作品も、殺人を犯し(但し、10年以上捕まってはいない)少年院にも入った経験のある男が登場する。人間はわからない。その殺人現場を目撃していた同級生の女の子。その子の妹が何者かによって殺害される。状況からして女の子は妹を殺したのも少年院に入っていた男の子だと思う。
 しかし、その女の子は男の子が好きだった。中学を卒業して5年。スナックで2人は再会する。そして2人は結婚する。こんなことはありえないと誰でも思う。しかし、少年Aの手記本がでて、世の中は何でもありで、ありえないことがありえるように見えてくる。

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| 古本読書日記 | 15:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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