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朱川湊人   「わくらば追慕抄」(角川文庫)

朱川湊人   「わくらば追慕抄」(角川文庫)
「わくらば日記」の続編連作短編集。
主人公和歌子の姉、鈴音は他人の過去や記憶を再現することができる。この能力により幾つかの事件を解決する。第一作目で、御堂吹雪と言う鈴音と同じ記憶を再現できる女性が登場する。これは面白くなりそうと思ったら、登場するのは最初の作品だけ他の短編には全く登場せず、拍子抜けしてしまった。
 戦災孤児の幸男君が大事に持っていた万年筆。そこに「車○学○高校一○○○最優○」の文字が刻まれていて、○印のところが消えていて読めない。どこかの高校名だろうと思えるが・・・。これを鈴音が見事に埋める。
 この作品が勉強になる。時代は昭和30年代。当時の大学受験雑誌といえば旺文社の「蛍雪時代」。この蛍雪という言葉は中国の故事からきている。
 明かりを灯す油が買えないため、夏は蛍の灯りで、冬は雪あかりで勉強をする。ここまでは知っている人もいると思うが、夏は車錷を指し、冬は孫康のことを言っている。これは知らない。それで、これは高校名でなく予備校のことで、名前は車錷学園。
一斉模試最優秀と書かれていると鈴音が指摘する。
 少し無理すぎだけど知識は増えた。

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| 古本読書日記 | 16:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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