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松尾由美   「ハートブレイク・レストラン ふたたび」(光文社文庫)

松尾由美   「ハートブレイク・レストラン ふたたび」(光文社文庫)
くたびれたおじさんがやっているバーがある。そこへしばしばでかける女性刑事小椋。
お客が小椋刑事一人の時もあるし、たまにお客がいても数人。あまり流行っていないのである。
 ところがそのバーでロックグラスが有名な銘柄にすべて新調される。よく、こんなお客も来ないバーで新調するお金があるものだと刑事は思う。それが、更にタンブラー、ショットグラスまで新調される。これはおかしいなにかわけがある。それで、主人公のフリーライター寺坂さん、寺坂さんがよくいくファミレスの山田店長、それに名探偵でかつ幽霊のハル婆さんの推理が始まる。
 ここで読者は知るのだが「自転車操業詐欺」という詐欺があるのだそうだ。有名ブランド品を絶対手に入らない価格、例えば半値で販売との広告をネットにだす。お金を前払いでもらう。そして出荷までには1週間ほどかかるという。何人かからお金をもらう。そして通常価格で業者は仕入れ一人のお客に半値で売る。半値で買ったお客がうれしくなって、あちこちにしゃべる。そうするともっとたくさんお客ができ金がはいる。そして、それが頂点に達したと思うときにお金をもってドロンする。
 この物語はそういう結論にはならなかったが、詐欺師とは色んな方法を編み出すものだと感心した。

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| 古本読書日記 | 15:20 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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