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姫野カオルコ 「ああ、懐かしの少女漫画」

タイトルのとおり、姫野さんが夢中になって読んだ少女マンガが紹介されています。
彼女は私の母親と同年代。当時の雑誌付録の写真が巻頭を飾っています。
レターセットとか紙の着せ替え人形とか、半世紀近く保存していたという姫野さんはすごいですね。(母は捨てたそうです)
なんでも鑑定団で、「興味がなかったからしまっておいた。だから今になって価値が出た」みたいなおもちゃが出てくるけども、彼女はたぶん本当に大事にしたんでしょうね。

紹介されているすべての作品のカットが入っているわけではないので、時々ネットで確認しました。
その過程で、当時の「なかよし」の表紙画像も見たのですが、今の目が落ちそうな女の子にキラキラが舞っている表紙とは違い、写真でした。
「皇室に関する特集もあって、ナルちゃん(現皇太子)と美智子様のことが載っていた」とあって、「少女マンガ雑誌に?女性週刊誌じゃなくて?」と思ったのですが、なんとなく納得してしまった。
そして、ナルヒトという名前であることを検索して初めて知った。

帯には、「知らなくても「懐かしい」、驚異のノスタルジックエッセイ」とあります。うん。そんな感じ。
一条ゆかりとか大和和紀とか、知っている名前が出てくると楽しい。でも、私が知っている絵よりも当然古い。

時々語られる姫野さんの家庭環境、親の変人ぶり、子供時代のゆがみっぷりが印象的です。
「書くことでしか消化できないモノを抱えて成長した、作家になるしかなかった人」なんて感じるほど。
処女であることに強いコンプレックスを抱き、ドライバーで自分の処女膜を破るヒロインが出てくる小説を書いたのも、姫野さんだった気がする。
そういえば、高校生のとき吉行淳之介に直接電話し、「今度の作品はおもしろくなかったです」なんてずばずば話していたというエピソードが別のエッセイにありました。
ぶっとんだ女性ですね。

| 日記 | 08:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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