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篠田節子  「レクイエム」(文春文庫)

篠田節子  「レクイエム」(文春文庫)
篠田は前にも何回か言ったが、自分は流行作家ではあるが所詮二流作家と評価分類されていると考えている。だから、次から次へと作品を発表していないと、すぐ忘れ去られ消えてしまうとい圧迫感と常に戦っている。
 どの作品も、とにかく面白く読んでよかったという作品であることが必須。だから、材料を探しに、中味を確認や掘り下げるため、多忙のなかあちらこちらにもでかけるし、膨大な資料も読み込物語の構成を綿密に決め創り上げる。
 実は、私も最初に篠田の作品を読んだときは、篠田が感じるままの作家だと思っていた。
しかしこの「レクイエム」で、その印象は払拭。とんでもない魅力にあふれ、力のある作家だと認識を変えた。それで、今は集中して篠田を読んでいる。かっての想いを払拭してから篠田こそ超一流作家だとの思いを深くしている。そこで、再度篠田の想いを180度変えたこの作品に立ち返った。
 伯父さんの遺言。
「私が死んだら、是非、私の腕を一本、ニューギニアの芋の根に埋めてくれ。」
作品でのこの言葉の重さ、深さが今でも頭にこびりついて離れない。
もう少しで篠田との旅が終わる。

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