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車谷長吉   「人生の救いへ」(朝日文庫)

車谷長吉   「人生の救いへ」(朝日文庫)
最近で一番衝撃を受けたのが車谷の死だ。本は山ほど読むが、殆どすべてが右から左へぬけ、こうして感想文でも書いていないと、全く記憶に留まることが無い。しかし、車谷の本だけは、ぐちゃっと頭にくっついてどうしても離れない。
 人は生まれた時から、苦行をすることが運命付けられていて、楽しいことなどない。
ごく一部に幸せな人はいるかもしれないが、たいていは苦しい道を歩み死んでゆく。
 苦しいことの一番が仕事をすること。金を稼がねば、暮らせられないから仕方なく苦行、仕事を人間はする。
 仕事では、好き嫌いの別なく他人と関わらねばならない。人はこの人はいやな奴と思ったら最後、死ぬまでいやな奴と思うし、いやな奴と思われたら死ぬまでいやな奴と思われる。
 だから、なるべく喋らず人と関わらないようにすることが、楽な生き方である
昔は、孤独で、無口でも仕事は続けることができた。今は、そんな人は変人扱いされ組織では無能、いらない人に分類され、希望退職という名のもとに首切りにあう。
 生きにくい世の中になったものだ。

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| 古本読書日記 | 17:58 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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