FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

雫井侑介  「虚貌」(上)(幻冬舎文庫)

雫井侑介  「虚貌」(上)(幻冬舎文庫)
引っ越し業者を含め、輸送業界の職場環境は劣悪だ。
特に中小輸送業者は悲惨である。それは、業界への参入が容易で、全国に雲霞のごとく輸送業者がひしめいているからだ。ということは、輸送料金の価格競争が激しいことになる。そうすれば、当然、賃金待遇は悪くなる。
 運転手や従業員は、常識や道徳感が欠け、感情的になりやすい人が多い。だから、やたらと出入りが激しい。会社の監督者や社長の対応が間違えると、恨み骨髄となり、この作品のように、家に放火され、殺されることも。
 しかし、輸送という事業は社会インフラの根幹をなす最も重要な産業である。いくらものを作っても、運ぶという行為がなければ、作ることは無意味である。運ぶという行為があるから、我々は豊かな社会生活を営むことができる。
 最近は少し輸送も見直されて、評価も高くなっているが、それでも、もう少し高く評価されてしかるべきである。

ランキングに参加しています。
ぽちっと応援していただければ幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 古本読書日記 | 06:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT