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篠田節子   「百年の恋」(朝日文庫)

篠田節子   「百年の恋」(朝日文庫)
そこまで至る経過も面白いが、ともかく年収200万円あるかないかのしがないフリーライター真一が、33歳のエリート銀行行員、しかも美人の梨香子と結婚する。
 この梨香子、なにしろ東大卒で頭脳はきれ、銀行では幹部行員で年収は800万円。しかし、才色兼備の梨香子、家庭ではパンツなどよごれたままほったらかし。整理はできないし、掃除も、洗濯も、料理も全くできない。しかも、外ヅラはいいのだが、家庭内ではわがまま、甘え放題の子供そのまま。
 そこに子供ができるものだから、しっちゃかめっちゃか。とにかく読者をそらさないコメディ。真一、梨香子も面白いのだが、この小説で最も気に入ったのは、真一の尻をひっぱたきながら叱責、励ます出版社の女性編集者である秋山。
 調子にのって真一に子育てエッセイを書かせ出版させようとしたときの言いぐさが最高。
「メンズ リブよ。テーマは。だから、男らしさからの解放。家父長制度のもとで暴力装置として機能していた男という概念から男自身が自由になるということ。」

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| 古本読書日記 | 06:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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