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雫井侑介   「栄光一途」(幻冬舎文庫)

雫井侑介   「栄光一途」(幻冬舎文庫)
雫井のデビュー作。
柔道界にはびこっている、ドーピング剤の入手経路やどうしてドーピング剤を使ってしまうのかを、ミステリータッチで描く。ドーピング剤がどのようにして選手、コーチに渡るのかがよくわかり面白かった。
 しかし、この作品では、違反でなくドーピング以上に効果のあるもの、エンドルフィンが最も重要で危険なものとして登場する。エンドルフィンはマラソンなどで、苦痛をこえた先に、走ることが快感に変貌させる、人間そのものの体内から発生するものである。
 このエンドルフィンを人間の統制以上に常に発生させ、より高く、より強くを目指す。それは、街で通りすがりに出会った人を理由もなく破壊することで、更に興奮度合を強くしてゆく。
 この作品ではもうひとつ、オリンピック選手選考柔道大会での、試合の描写が素晴らしかったこと。本当に目の前で試合が行われているようだった。

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| 古本読書日記 | 06:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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