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桜庭一樹   「少女には向かない職業」(創元推理文庫)

桜庭一樹   「少女には向かない職業」(創元推理文庫)
古代ギリシャの都市国家であったスパルタ。若者に対し特に戒律、道徳教育に厳しかった。
その国のある若者が狐の子を盗んでしまった。ばれれば死刑である。それで、その若者は服の中に狐を隠して、夜道を急ぐ。怖がった狐の子が、腹に噛み付く。それでも若者は我慢して歩く。そうすると、狐は更に噛み付く。
 そして、若者は最後には血まみれになって死んでしまう。
人間、我慢はできる。秘密も守ることもできる。だけど、我慢と秘密が重なるといずれは耐えきれず死んでしまう。
 このスパルタでの話が基底になって物語ができあがっている。
大西葵が殺人を犯すまでの過程をホラーたっちで描いている。我慢と秘密は同時にはしてはならないことがよくわかる作品である。

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| 古本読書日記 | 06:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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