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真山仁   「マグマ」(朝日文庫)

真山仁   「マグマ」(朝日文庫)
東日本大震災により原発が全部止り、結果発電源エネルギーにたいする状況は混沌としてきた。今日(4月14日)の新聞にオリックスの社長がインタビューに応じて、オリックスは今まで再生可能エネルギーとして太陽光発電に注力してきたが、今後は気候に左右されるエネルギーから安定エネルギー源として地熱発電開発にエネルギー事業の舵をきると答えている。
 電力業界は巨大な業界であり、かつ公共性が最も高い業界である。新しいエネルギーの開発だけでなく、原発の再稼働、廃炉、安全確保への投資などこの業界は巨大な投資が常に行われ、個別所会社だけでは投資資金が賄えないため、膨大な税金が補助金として投入される。この補助金、必ず成功報酬として、政治家に幾らかが還流される。利権、税金の掴み取りが行われているのである。
 原発再稼働があれだけの震災があってもなくならないのは、この利権が消えるとお金がはいらなくなり、それを阻止しようとする勢力が電力会社と結託して原発廃止に反対しているからだ。
 一方、再生可能エネルギー推進派も胡散臭い。彼らも政治家と結託して税金をつかみ取ろうとしている。正直オリックスという企業は、政治家にぶらさがって大きくなってきた企業である。
 このタイミングで地熱発電などと言い出すのはかなり怪しい。またそれをとりあげた新聞社もかなり怪しい。
 そんなことがわかるのがこの小説である。それにしても電力エネルギーの課題が政治家のおもちゃとなっている状況は嘆かわしい。

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| 古本読書日記 | 06:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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