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星野智幸  「毒身」(講談社文庫)

星野智幸  「毒身」(講談社文庫)
今や独身を続けることは、相対的な選択の時代に入った。結婚して子を作り育て上げるという動物、である人間の永遠の本能は消えた。結婚するかしないかは選択の時代に入ったのだ。
 ここに「独身貴族の会」ならぬ「毒身帰属の会」が結成される。
それでも、独りの生活はわびしい。だから、アパートに独身主義の人だけを集まってもらいコミュニティを作る。
 主義だから、女性を頼ったり、頼られたりしてはいけない。毅然とスマートに独身であることを謳歌する。
 私の街にも、独身の男性がたくさんいる。だけどとても独身貴族を謳歌している雰囲気はない。恋を夢み、結婚を夢見た。しかし、どれも悲しく霧散し、気が付けば女性無き身に陥った人ばかり。女性には独身主義の人はいるように思うが、男性独身主義者は殆どいないように思える。
 ところで、独身貴族が毒身帰属になっているのは、実は独身のまま中年になると、病気になる率が圧倒的に高いところからきている。

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| 古本読書日記 | 06:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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