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米原万里  「他諺の空似」(光文社文庫)

米原万里  「他諺の空似」(光文社文庫)
この作品の出版は10年ほど前だから、少し数字が異なるかもしれないが、世界の軍事費に占めるアメリカの軍事費の割合が40%なのだそうだ。当時イラクや北朝鮮が悪の枢軸とアメリカから言われていたが、彼らの軍事費はアメリカの1000分の一にもならないのである。
 驚くことにアメリカの石油の中東依存度は18%しかならない。まして今はシェールガスがアメリカで算出消費されるので、この依存度はもっと低くなっているのだろう。それでもアメリカは中東で軍事作戦を実行している。これは石油利権をアメリカが握っているからである。平和がきて軍事費が削減されると、アメリカを支え、政治と癒着している軍需産業が衰退する、これはアメリカの死活問題となる。
 テロとの戦いなどともっともらしいことを言うが、アメリカこそ最大のテロ国家である。多くの国からみると常にアメリカのテロの恐怖を感じ怯えているのである。
 アフガンでもイラクでも、アルカイダに対しても、アメリカは絶対最後まで粉砕せず、テロ集団や敵国家の存続を受け入れている。そして、いつでもテロや戦争をテロ集団や敵国家が引き起こせる状態にして、世界を恐怖に陥れるよう必死にアメリカは頑張る。
 米原の父親はバリバリの赤、共産党幹部だった。だからこんな論を発するのもわからないではない。でも、意外と事の本質は米原の主張する通りかもしれない。

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| 古本読書日記 | 06:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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