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角田光代  「幾千の夜、昨日の月」(角川文庫)

角田光代  「幾千の夜、昨日の月」(角川文庫)
時を超え、空間を超え、色んな夜から夜明けにかけての体験を描いたエッセイである。
高校3年のときの2泊の林間学校のようなところでの同級生と小声でかわした人生行く末について。酒を飲み、大騒ぎをした後、家までの長い距離を歩き、夜から夜明けまでの味わった青春の夜。今は携帯電話があるから、酒を飲んで一人ぼっちになった住イアパートから知り合いに電話をかけ孤独を紛らわすことができる。それで孤独を感じる時間は短い。昔は家には固定電話しかなかった。それでは簡単に電話ができない。だから夜明けまでが長い。
 空間と空間を結ぶ移動時に夜を超える。飛行機の中で、列車のなかで。そして、タイで、ミャンマーで、モロッコで、ギリシャデで、エジプトで、メキシコで、モンゴルのゲルの中で。
 幾多の場所で夜を過ごして夜明けを迎える。
その一つ、一つが鮮やかで印象的。角田は読者の心を鷲掴みして、夜から夜明けを一緒に経験させてくれる。

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| 古本読書日記 | 06:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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