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盛田隆二  「リセット」(ハルキ文庫)

盛田隆二  「リセット」(ハルキ文庫)
どうも、まだこの物語については整理がついていない。
ブルセラ、汚れた下着の販売、ドラッグ、援助交際、家庭内暴力、それから強姦、自殺、最後は殺人。今の高校生の負の実態をこれでもかというくらい描き出す。
 現在の高校がいかにひどい状態になっているかを例のサカキバラ事件を軸に暴く。そんなに昔に比べ、今がひどいのか、そこが腑に落ちない。
 私らの青春時代は、大学進学率は20%台。高校進学率だって、地方に行けば50%くらいだったと思う。集団就職列車にのり、中卒で都会にでてくる人はたくさんいた。
 そんな人たちで、もちろん懸命に頑張ってしっかりした人生を送った人もいたが、挫折して、ぐれて、非行に走った人もたくさんいた。
 不思議なのだが、同じ15-6歳であっても、学校に通っている人が、事件を起こすと、世間は驚愕し、マスコミは大騒ぎ、教育とは、家庭ではとかまびすしくなる。ところが、学校と関わりないと、無職の少年が、工員Aがとベタ記事になる。
 確かに事件の形態はそのときの世相を反映して異なってはいるが、売春も、事件件数、殺傷件数も昔も今もそれほど変化がないのでは。
 学校という膜をかぶせて事象をみることは、時に事態を誤ってみてしまうのではないのか少し心配に感じる。
 15-6歳。昔も今も、事件や問題を引き起こす人たちはある割合でいる。

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| 古本読書日記 | 06:23 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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