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松本清張 「黒い手帖からのサイン」(新潮文庫)

松本清張 「黒い手帖からのサイン」(新潮文庫)
かの佐藤優がセレクションした清張の作品集。
信長の武将、丹羽長秀。木下藤吉郎が長秀の地位からはるかに低いときには可愛い奴と目を細めてみていたが、どんどん藤吉郎が信長に取り入り出世してくると様子が変わってくる。何しろ信長を交えての武将会議のときも、他の武将は分をわきまえて、必要以上の発言はしないのに、藤吉郎だけは、憶面もなく発言をする。信長に叱責されてもペロっと舌をだすくらいのずうずうしさがある。
 さすがに長秀も藤吉郎に追い抜かれるのではと不安になる。不安は他の武将にも現れ、藤吉郎を非難するものもでてくる。何人かの武将はこらえ切れずに信長に直訴。それらの武将はことごとく左遷の憂き身にあう。
 耐えに耐えた。でも抜かれてしまった秀吉に「ある所領をおまえに与える」といわれてとうとう切れた。それで最後は自らの腹から臓器をえぐりだし、臓器にたいして「この憎き秀吉め」といいながら果てた。

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| 古本読書日記 | 06:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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