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小松左京  「虚無回廊Ⅰ」(徳間文庫)

小松左京  「虚無回廊Ⅰ」(徳間文庫)
地球はここ何年かの間に本当に小さくなった。情報は瞬時にかけめぐるし、10時間も飛行機に乗れば、違った世界、国に簡単に行けるようになった。
 それに比べ宇宙は果てしなくでかい。
地球から5.8光年のところに、コードネームSSという巨大な物体が出現した。長さ2光年、直径1.2光年というのだから。ここから、意志を持ったモノシグナルが発信されている。
 そこで、ここへ部隊を組んで、でかけることが行われる。
しかし、これが想像を絶するほどに困難なこと。まず、将来人間の寿命が延びたとしても、130歳くらいまで。何しろ、火星基地をとびたって、SSに到達するまでに56年もかかる。
21歳平均年齢の部隊が組まれるが、到達のころは80歳近く。しかも56年間は、ひたすら移動するのみ。他の人生経験はできない。そこで、人間を模したAEという物体が開発される。AIはすでに開発されていたが、これは人間の指示により活動するもの。AEは感情や頭脳を主体的に有するもの。これだったら、56年間ひたすら移動することだけに何とか耐えられる。 次にSSから発せられる意志シグナルを地球語にトランスレートせねばならない。これもかなり大変。それで、この物語1では、部隊がとにかくSSで降り立ったところで終了する。

| 古本読書日記 | 05:57 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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