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誉田哲也  「ソウルケイジ」(光文社文庫)

誉田哲也  「ソウルケイジ」(光文社文庫)
物語作りや犯人をとりまく人たちの行為のリアリティ、玲子と日下主任のライバル意識のうらに隠された背景などよく描かれている。
 しかし、肝心なところで大きな失敗をしてしまっている。多分誉田は、事件解決のためのDNA鑑定万能に挑戦したくてこの作品を書いたのだろう。
 その方法が、犯人が自分の右腕を丸ノコギリで切り落とす。それを、殺した犯人の血液の中に付け込んでDNA鑑定を突き破ろうとする。
 腕を自らノコギリで切り落とすことなど、どうしても人間がやれる行為とは思えない。この場面で作品の面白さが全くなくなる。トリックが現実離れしていすぎる。

| 古本読書日記 | 06:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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