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松本清張 「共犯者」(新潮文庫)

松本清張 「共犯者」(新潮文庫)
短編集。清張は、実力もないのに、権力を傘に偉そうにするひとを異常に軽蔑する。
この本に収められている「剥製」がそれにあたる。
 鳥の鳴き声名人で世を風靡している人がいる。彼の鳴き声で、どんな鳥でも集まってくる。で、それを見学に行く。さて、いくら鳴き声を発しても全く鳥はよってこない。
 最後それを糊塗するために、彼が鳴くまねをしているところに剥製を並べて、鳥がよってきているようにみせて取材は終わる。そして、どうしても鳥がよってこないことを認めない。
 こういう人っていっぱいいるよね。世に取り残されてもまだ自分中心に世界がまわっていると固く信じているひと。

| 古本読書日記 | 06:20 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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