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小松左京  「明日泥棒」(ハルキ文庫)

小松左京  「明日泥棒」(ハルキ文庫)
ゴエモンという名の超能力者が彼方の宇宙から地球にやってくる。最初は、睡眠妨害をされるのがいやということで、自分の居場所を中心に地球のある範囲で発生する音をすべて消してしまう。人々は喋っても、声にならないから、筆談をしながらコミュニケーションをとる。
これは大変なこと。それが序の口で、次は、火を使った地球上の武器をすべて使えなくしてしまう。突然、小国を攻めていたアメリカ軍の兵が皆殺しにされる。手に持っている銃や空爆ができなくなる。そうすると、吹き矢や、刀剣をもち、扱いなれている小国人のほうが圧倒的に強くなるからである。
 まあそれにしても、火類の武器が無くなっても、争い、殺し合いは人間世界では無くならないことをこの小説は描き出している。頭にきたゴエモンは石油が全く使えなくなるようにして彼方の地球を去ってゆく。

| 古本読書日記 | 08:43 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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