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梨木香歩  「ピスタチオ」(ちくま文庫)

梨木香歩  「ピスタチオ」(ちくま文庫)
この小説は難解だ。
読んで感じたこと。最も生命の基盤は水であるということ。あらゆる生命が水を取り入れ、水を基礎にして活動し、そして水を排出してゆく。水とは不思議だ。零度以下になると個体になり生命の活動に寄与しない、ある温度を超えると熱すぎ使えなくなり、そして100度を超えると気体になり生命活動には不適となる。水は地球や宇宙に存在する温度のなかでは極めて限られた温度の中で存在する。それが、膨大な量の生命体を支えているのだから。
 水は空中で生まれ、地球に落ちる。そして時に木を倒したり土を削り、地球の形状を変えながら、海に流れ気体に変化してゆく。
 この水に支えられ、揺れ動かされながら、生命は活動する。もし、ある生命体が木→人間→鳥→木と輪廻していたら。人間としての活動期間ははなはだ少ない。ということは、生きているときの物語より、人間というか生命の物語は、死んでから長い長い物語となる。
世の中にはどうも人間が輪廻している生命体の一部と認識している人間がいる。その人たちは、木や鳥たちと普通にコミュニケーションがとれる。

| 古本読書日記 | 06:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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