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江戸川乱歩  「怪人二十面相 少年探偵団」(講談社文庫)

江戸川乱歩  「怪人二十面相 少年探偵団」(講談社文庫)
トリックというので、乱歩がよく使う手は、人間が本来もってしまっている固定観念の裏をかくというもの。
 密室殺人事件では、殺人が起こらないように警備している人間がいる。完璧な警備をしているのに、殺人が見事に行われる。こういう場合はたいてい警備をしている中に犯人がいるかすでに殺人は行われていて、死体が密室にある場合が多い。
 まじめな作家は、換気扇の穴に酸素吸収バキュームを設置し、部屋の酸素を無くして窒息死をさせるなどというとんでもないことを考える作家もいるが・・・・。
 この作品で使われている盲点。県が異なれば、事件にかかわる2つの場所は距離がかなり離れているのではと思い込む人間の錯覚。
 価値の高い美術品である仏像11体をある寺から盗んで、それを隠れ家に持ち込む。寺と隠れ家は違う県にある。重い仏像が、出入り口から搬出されることなく忽然と消える。かつそんな重い仏像を運ぶ車も存在しない。どうしてそんなことが可能なのか。
 実は県が異なっていても、2つの場所は県境を挟んで隣り合わせで距離は10メートル。
地下にトンネルが作ってあって、搬入、搬送が行われていた。

| 古本読書日記 | 06:25 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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