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アンソロジー  「スタートライン」(幻冬舎文庫)

アンソロジー  「スタートライン」(幻冬舎文庫)
後から思い直してみると、あの時、あの事が、人生の変わり目節目だった気がするということがある。そんな節目を描いた短編集。
 今日50歳を迎えて離婚した女性のことを知った。別にどちらかの浮気、不倫が原因ではない。最近は男女共同参画社会。会社、社会も女性が生涯働くことに理解ができてきているし、後押しもしている。その夫婦は、2人とも現役で働いている。妻のほうが、会社で評価され役職も給与も夫より多い。
 結婚をした当初はともかく、互いに思い描く世界、活躍する世界、仕事に対する意欲が異なることを知ると、2人の生活が非常に窮屈になった。でも、我慢してきた。それが重荷になり人生を徐々に圧迫してきた。そして彼女は離婚を夫に宣言した。一人息子は夫にとられた。でも解放された気持ちが心地よい。
 この短編集のなかの「1620」を読むと解放されせいせいしたという気持ちになった女性がこの上なく明るくみえ、身近の離婚を決意した女性とダブって見えた。

| 古本読書日記 | 05:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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