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三島由紀夫  「夏子の冒険」(角川文庫)

三島由紀夫  「夏子の冒険」(角川文庫)
夏子は富豪のお嬢様であり見目麗しい美人。あまたのりっぱな男たちが家を通したり直接に結婚、交際を申し込んでくる。
 夏子はわがままではあるが、男に、人とは違う光るもの、更につきぬけるような情熱を求めている。しかし、言い寄ってくる男は、当たり前な情熱しかもちえない男ばかり。一生懸命仕事をして、出世階段を上り、最後は社長へ登り詰め、夏子には何の不自由もさせず暮らすことを保障するなどのような。それで夏子はことごとく言い寄る男をはねつけ、そして両親にとんでもないことを突然言う。「北海道の修道院にゆき修道女になる」と。修道女になれば結婚、恋愛は御法度。しかし一旦言い出したら夏子は絶対他人の言うことをきかない。
 北海道に行く途中、井田という青年にあう。彼は愛する妹を殺した熊に仇をうつということに異常な情熱を勤めている会社までなげうち燃やしている。この情熱に夏子は心を打たれ、井田こそわが待ちに待った恋人と決め、修道女になることをやめ井田と仇討に同行する。
 でも井田が紆余曲折の上、熊の仇討に成功して、「また元の暮らしにもどり、夏子と一緒になり、夏子の幸せのために尽くす」と宣言すると夏子も宣言する「私は修道女になる」と。

| 古本読書日記 | 08:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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