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吉行淳之介 「男と女の子」 (中公文庫)

吉行淳之介 「男と女の子」 (中公文庫)
吉行は、喘息発作と皮膚炎、それに眼病に一生涯悩まされ続けた。
その中で、喘息と皮膚炎の原因について吉行は心因性のものだと思っていて、何か事件に遭遇したり、環境が突然変化したときに発症すると思い込んでいた。
そこで変な妄想が起きる。
 皮膚炎に苦しんでいるあるアパートの住人がいる。そこを通りかかる主人公に、色々なことを仕掛けてびっくりさせ、皮膚炎を移そうとする。主人公はそんなばかなことできるわけは無いと思っているし、事実彼の皮膚炎は全く主人公には移らない。
 てんぷら屋に田舎出の15歳くらいの女店員がいる。どこにでもいる普通の娘だ。この娘歌が上手でテレビののど自慢で優勝し、歌手としてデビューをする。娘は眼や鼻を整形する。売れっ子となった娘が主人公と再会する。お互いに愛があるわけではないが、愛を交歓する。主人公に苦い悔恨がにじみ出る。これでもう会わないねと娘が「さようなら」といい
去って行った途端、主人公の肌がむくむくと腫れ上がってくる。

| 古本読書日記 | 06:18 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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